ストレートネックと姿勢について
こんにちは!いたわり接骨院です。
皆さんの健康づくりに役立つ情報を発信していきます!
今回はストレートネックと姿勢の関係についてお伝えしていきます。
〇ストレートネックとは
ストレート ネックとは、頸椎 (首) の自然なカーブが減少または真っすぐになっている状態を指します。 通常、首は緩やかなカーブを描いており、これにより頭の重さが分散され、姿勢の調整やしなやかな動きが可能になります。 このカーブが減少すると、姿勢や脊椎全体に影響を与える可能性があります。
悪い姿勢はストレートネックの主な原因の一つです。
長時間の座り仕事や読書、スマホやゲーム、電子機器の過度の使用など人間の体に負担となってしまう不適切な現代の生活習慣が、不良姿勢の原因になっています。 机に向かって前かがみになったり、画面を見下ろしたりして長時間過ごすと、首や背中上部の筋肉が弱くなり、体全体のバランスが崩れる可能性があります。 これらのストレスが加わり続けることで時間の経過とともに頸椎の位置が変化し、自然な曲線が失われてしまいます。
【ストレートネックは、いくつかの点で姿勢に影響を及ぼします。】
〇頭の位置
ストレートネックにより頭が前方に突き出る姿勢につながります。 この姿勢は首や背中上部の筋肉に負担をかけ、筋肉の不均衡、緊張、不快感を引き起こし頭痛やめまい、耳鳴りなどを引き起こす可能性もあります。
〇肩の位置
頭が前方にあると、肩甲骨が上に上がってしまい、背中の上方が丸くなり前かがみの姿勢になります。 これにより、脊椎全体のアライメントがさらに悪化し、さらなる筋肉や関節など骨格の問題が発生する可能性があります。
〇脊椎の調整
脊椎は頭からお尻の先まで連なって動いており、首の動きが悪くなってしまうと他の背骨にも影響を与えてしまいます。 首の自然なカーブが失われると、首から腰に至る背骨全体のアライメントが崩れてしまい、 これは連鎖的な負担や動きの制限をもたらし、体の他の部位まで痛めてしまう可能性があります。
〇筋肉のアンバランス
首の自然な曲線が失われると、首の筋肉の一部が過度に伸びて弱くなり、他の筋肉が硬くなって短縮することがあります。 この筋肉の不均衡は姿勢の悪化をさらに加速させ、痛み、不快感、頭痛、筋骨格系の問題やリスクを高める可能性があります。
【ストレートネックの改善には下記のことを意識する必要があります。】
〇姿勢を意識する
一日を通して自分の姿勢を意識し、背骨の位置を中立に保つよう意識的に努力することが役立ちます。 定期的に姿勢をチェックし、必要に応じて調整してください。
〇姿勢に関わる環境を整える
机、椅子、コンピューターの高さなどの作業環境が良好な姿勢を促進するようにしてください。 適切な背中のサポートを備えた椅子を使用し、コンピューター画面の高さを目の高さに調整し、作業中は頭と首の中立的な位置を維持します。
〇姿勢を支える筋力の向上と柔軟性向上
首、背中上部、体幹を支える筋肉をターゲットにした運動に取り組むと、姿勢の改善に役立ちます。 首を引っ込める、肩甲骨を絞る、体幹を鍛えるなどの運動を正しいフォームで行なえると効果的です。
ただし筋肉のコリや硬さ、根本的な姿勢を改善させなければ、かえってトレーニング自体が負担となってしまうため注意が必要となります。
まとめ
ストレートネックにはさまざまな原因があり、すべてのケースが姿勢や筋肉の硬さに直接関係しているわけではないことに注意することが重要です。 ただし姿勢を改善し、筋肉の柔軟性の向上と姿勢の意識を通じて身体全体の仕組みを改善することは、ストレートの辛さを改善するのに役立ちます。 なかなか取り切れないような辛さがある場合は、症状が悪化する前にお気軽にご相談いただければと思います。