坐骨神経痛の症状が強く、夜に眠れないという方も多いのではないでしょうか?坐骨神経痛とは腰や骨盤から出てお尻の筋肉の深くを通り、足先まで流れてる坐骨神経が引き延ばされたり圧迫をうけることで足にシビレや痛みと言った症状が誘発される事を言います。
また、坐骨神経痛は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、腰椎すべり症などの疾患により引き起こされます。
症状が悪化すると日常生活や睡眠に支障をきたす場合になる為注意が必要です。
今回は坐骨神経痛の症状で眠れないと悩んでいる方に主な原因と対処法についてお伝えします!
〇坐骨神経痛で眠れない時の対処法
・痛みやシビレで眠れない時に取って欲しい姿勢
痛みやシビレで眠れない時に取ってほしい姿勢は痛みが出ている方の腰や足を上にし、横向き姿勢です。
痛みが出ている方の腰や足を上にした姿勢は硬くなっている筋肉や炎症が起きている関節の負担を軽減させる効果が期待されます。抱き枕を使い横向き姿勢を保つこともおすすめです。
・寝る前に水分を取る
人は寝ている間にコップ一杯程の汗をかきます。体内の水分量が減ってしまうと、筋肉が硬くなってしまったり神経の伝達が疎外されてしまいシビレや痛みに繋がります。
睡眠中の水分不足を防ぐ為にも寝る前にコップ一杯程の水を飲みましょう。
・体を冷やさない
エアコンなどの空調による室温調整や掛け布団の使用によっては体を冷やす寝方になってしまいます。
体を冷やす事は変形や病態の進行を進める訳ではありませんが、冷たさや冷えによって神経は敏感に感じやすいため注意が必要です。また、体が冷える事で血行不良を招き筋肉が硬くなり腰や足に痛みを誘発する危険があります。
睡眠の質を向上させる為にも体温調節を行うようにしましょう!
〇坐骨神経痛で眠れない時に避けた方が良いこと
・自己流のマッサージを行う事
痛みやシビレがあるとどうにかしたいと思い強めにマッサージしてしまう事もありますよね。自己流でマッサージをしてしまう事は、誤って敏感になっている神経を更に刺激してしまったり、血管を圧迫し血流を阻害してしまう可能性があります。専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。
・寝る前に過度なストレッチを行う事
過度なストレッチを行う事で逆に神経に負担がかかってしまうことが多いです。
坐骨神経痛に有効なストレッチもありますが、過度に筋肉や体を伸ばす事で敏感になっている神経を引き延ばしてしまいシビレや痛みを悪化させてしまいます。
また、寝る前に過度なストレッチを行う事で自律神経が乱れ、体を興奮させる交感神経が優位に働いてしまい、体が休まりにくくなってしまいます。
ストレッチを行う際は体の状態を把握した専門家に指導を受けることをおすすめします。
・朝まで同じ姿勢で寝る事
痛みのある姿勢を我慢したり寝返りをせず長時間同じ姿勢で朝まで寝ている場合、体の一部分にのみ負担がかかりやすくなり、症状が出やすくなってしまいます。
意識的に体制を変えたり、日頃から体の柔軟性を高めて寝返りをしやすい状態にしておくことで筋肉や神経、関節への負担が軽減されます。
〇まとめ
今回は坐骨神経痛で眠れない時の対処法についてお伝えしました。
坐骨神経痛とは腰や骨盤から出て、足先まで流れてる坐骨神経が引き延ばされたり圧迫をうけることで足にシビレや痛みが誘発されることを指します。また、症状が悪化すると日常生活や就寝時に支障をきたす場合もあります。
日頃から坐骨神経に負担をかけない体の使い方をしたり、関節や筋肉が硬くならないような動かし方を行う事が大事になります。
症状が続く場合は接骨院で体の状態を確認したり負担のかかっている部分の改善を行う事で症状が軽減していきます。
不安な事がある場合は一度ご相談くださいね。