脊柱管狭窄症ってなに?
こんにちは!いたわり接骨院です。
皆さんの健康づくりに役立つ情報を発信していきます!
腰痛やシビレを出す症状に「脊柱管狭窄症」があります。よく聞く病名ですが専門的な内容で理解しづらいですよね?
そこで今回は、脊柱管狭窄症とはどんな病気なのかをわかりやすく、お伝えさせていただきます!
〇脊柱管狭窄症とは
脊柱管(せきちゅうかん)とは、背骨が連なってできたトンネル状の管のことを言います。管の中には脳から続く脊髄神経が通り、背骨の間を抜けて全身の組織に神経が通ります。
脊柱管狭窄症とは、神経の通り道となる脊柱管が様々な原因で狭くなることで神経にストレスがかかり痛みやシビレなどの症状を出す病気です。
脊柱を構成するのは上から頸椎・胸椎・腰椎・仙椎と分かれています。脊柱管狭窄症が主に起こりやすいのは頸椎と腰椎です。
〇脊柱管が狭くなる理由は?
脊柱管狭窄症を引き起こす原因には神経の背中側にある黄色靭帯が分厚くなってしまうことや、背骨と背骨の間でクッションの役割を担う椎間板が飛び出してしまう椎間板ヘルニア、背骨が変形し突出することで脊柱管を狭窄してしまう場合などがあります。
これらの変化は、主な原因としては加齢に伴う負担の蓄積によるものがほとんどと言われています。そのため腰に負担のかかるような体の使い方を続けてしまったことが、だんだんと脊柱管を狭めてしまう原因になりやすいのです。
〇脊柱管狭窄症の症状や特徴は?
頸椎の症状
症状は首の周囲や上肢に現れることが多く、まれに足のふらつきや、排泄障害が現れる場合があります。
(主な症状)
・握力が弱くなる。
・指先が動かしづらい。
・肩から指先にかけてシビレを感じる。
・首や肩のコリ症状が強く、常に緊張している。
腰椎の症状
腰椎は「神経根型」「馬尾型」「混合型」に分けられます。
神経根型の場合は、症状は片側の下肢にのみ症状が現れます。馬尾型、混合型の場合は両下肢に症状が現れることが多いです。
(主な症状)
・腰痛
・下肢のシビレ
・足のもつれ
・長距離の歩行困難(200~300mで症状がでる)
・間欠性跛行(かんけつせいはこう)
歩行困難になっても、しばらく前かがみで休むことで症状が治まり、また歩けるようになる症状。
・仰臥位で寝られない。
・排尿、排便障害
〇脊柱管狭窄症について知っておくべきこと。
前述した症状が出ていたとしても、必ずしも脊柱管狭窄症が原因とは言い切れません。
なぜかというと、シビレや痛みなどの症状がない方を対象に画像検査をしてみても、画像上は脊柱管狭窄症になっていることがあるのです。
そのため脊柱管狭窄症が画像検査によって見つかった場合も、その辛い症状の原因を決定するにはまだまだ不確定だと言えます。
シビレや痛みなどの神経症状は複数の原因から起こることが多いため、様々な可能性を考えながら施術をしていくことが重要です。
今回は脊柱管狭窄症についてお伝えしましたが、どんな症状でも早期に原因をみつけて正しく施術していくことが大切です。少しでも不安に思うことや気になることがあればお気軽にご相談ください!