坐骨神経痛と水分の関係性
こんにちは!いたわり接骨院です。
今回も皆さんの健康づくりに役立つ情報を発信していきます!
坐骨神経痛と水分の関係性についてです。
一般的に水分補給をしない状態が続くと、めまいや頭痛、失神などの脱水症状が現れてくることはみなさんご存知かと思います。
一見、関係性がなさそうな【水分】と【坐骨神経痛】ですが、実は深い関わりがあります。
まずは坐骨神経痛について説明しています。
〇坐骨神経痛とは
坐骨神経は体の中にある神経の一部のことを言います。神経は脳から背骨の中を通り、手先や足先にまでつながっています。坐骨神経はそのなかでも、背骨から出発して坐骨(骨盤)やお尻の深い筋肉と筋肉の間を抜けて足先まで広がる範囲のことを言います。
また坐骨神経は身体の中で一番太く長い神経で太さは手の親指程あり、長さは1メートルぐらいある神経なのです。そのためそう簡単に痛めることはない強い神経なのです。
〇坐骨神経痛の原因と症状
坐骨神経痛になる原因は、この太く長い坐骨神経にストレスが加わり炎症が起きたり、坐骨神経の通り道であるお尻の筋肉が硬くなることで神経が筋肉に挟まれてしまったり、姿勢が悪くなることにより坐骨神経を含めた神経全体が引き延ばされてしまうことが原因となります。
これらの原因になる病気には、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などが当てはまります。
坐骨神経痛になると、腰や臀部、太ももの裏からふくらはぎ、足などにシビレや痛み、重だるさ、張り感、違和感、締めつけ感、知覚異常(冷感、灼熱感)など様々な症状が現れます。
神経が痛みを感じてしまう症状ですから、痛みを強く感じやすいです。
〇坐骨神経痛と水分不足の関係性
1.神経の柔軟性UP!
実は神経にも柔軟性があり体の水分量が減少すると神経自体も硬くなり、過度な興奮状態になることがわかっています。
神経が過度な興奮状態になり正しく働かなくなってしまうと、様々な感覚に異常が起こり強く痛みやシビレを感じてしまったり、筋肉が緊張したりする特徴があります。
そのため水分摂取を正しく行うことは神経の柔軟性を高め、興奮状態を落ち着かせる効果があります。
2.副交感神経を働かせます!
起床時に水分の摂取をすると、胃腸を働かすことができ興奮状態を抑える副交感神経も働きやすくなります。
それによりリラックスしやすくなったり、神経の通り道である筋肉の力が抜けることにもつながります。
以上のことから坐骨神経痛を改善するためには、適切な水分摂取がとても大切な生活習慣となります。
〇脱水症状で現れる10個サイン
ここまでの内容で適切な水分摂取が大切な習慣となること、ご理解いただけたと思います。
では水分が不足し、脱水状態になっていることを示す症状をお伝えします。
・めまいがでる。
・疲労を感じやすくなる。
・肌がカサカサと乾燥する。
・尿の色がいつもよりも濃くなる。
・目がかすみ、ドライアイになる。
・イライラしたり、怒りっぽくなる。
・筋肉がつる、筋肉がけいれんする。
・頭痛がする。
・熱がでる。
・口の臭いがきつくなる。
これらの症状が出ているときには、脱水症状になっている可能性があります。体が一度に吸収できる水分量には限りがあるため、こまめな水分摂取を心がけましょう。
今回は坐骨神経痛と水分についての関係性についてお伝えしましたが、坐骨神経痛の根本的な原因には姿勢や関節の歪み、硬くなった筋肉が自分でコントロール出来なくなってしまうなど多岐にわたるため自己判断せず、お気軽にご相談ください。